
顧客への理解を深めて伴走する
今回は、クライアント推進事業部 DXクリエイション部の 福田広樹(ふくだ ひろき)さんにお越しいただきました。
福田さんは入社4年目、現在は三好商会でMYアイコンサービスの新規顧客開拓に携わっています。どのような取り組みをされているのかを聞いてみました。
遠藤
現在の仕事内容を教えてください。
福田
MYアイコンサービスの新規開拓ですね。
遠藤
新規開拓ですか?
福田
そうです。電話で経営者にアポイントを取って三好商会の取り組みを説明するといった感じです。
遠藤
経営者とはどのような話をするんですか?
福田
まずは経営者の仕事内容を聞きます。僕らの活動は仕事内容をしっかり理解をすることが一番なんで。
遠藤
そうなんですね。

遠藤
何か気を付けていることやポイントはありますか?
福田
ポイントは特になくて、業種業態さまざまな経営者と会うのでそれぞれの業界のことも詳しく聞いたりします。
遠藤
理解を深めるということですね?
福田
はい。理解を深めることで僕らができることも明確に伝えることができるのでとても重要ですね。
遠藤
僕らができることというとどんなことですか?
福田
わかりやすく言うと「困ったこと」を「解決する」ことです。
遠藤
なるほど。わかりやすい。
福田
僕らの活動ってシンプルなんです。うちのホームページを見た経営者からはコンサルティングっぽくないねと言われることもあります。
遠藤
確かに。コンサルティングという言葉が与えるイメージってあるけど、そう言われる理由は何だと思いますか?
福田
んー。そこはわからないですけど、そこまでやってくれるんだと言われますね。
遠藤
そこまでとは?
福田
それぞれの経営者で内容もそれぞれなので具体的な話はできないですけど、伴走型の経営支援なので定期訪問を通じた経営者との対話を大切にしていますね。
経営者と会話するうえで意識していること
遠藤
経営者と会話するという面で何か意識していることはありますか?
福田
世の中の動きに関する情報は頭に入れておくようにはしていますね。この仕事をするようになって、朝の情報番組は民法からNHKに変わりました(笑)。
遠藤
なるほど(笑)。
福田
あとは、時間のあるときにニュース特集でピックアップされた話題をインターネットで調べて深掘りしてますね。
遠藤
それを日常に取り入れたキッカケって何だったんですか?
福田
安心感ですかね。知っていて会話するのと知らないで会話するのでは雲泥の差があります。だから日々継続できてるんでしょうね。

遠藤
成約いただく時のポイントはありますか?
福田
ポイントはないですよ。経営者の話をしっかりと理解することじゃないでしょうか。理解することで三好商会なら何ができるかを具体的に伝えることができると思ってます。
遠藤
確かに。ポイントがあれば成約できる。という訳ではないようにも思います。
福田
そうですね。ポイントだけではないです。上司に同行するとわかります。
遠藤
どんな上司の方ですか?
福田
フォーバルから出向してきた方で、顧客を新規開拓する最前線にいた方です。
遠藤
それは頼もしいですね。
福田
不思議ですよ。何気なく話している感じなんですが、そのうちに相手が突然「じゃあやりましょう」みたいな(笑)。
遠藤
それはすごいですね。

遠藤
では上司の方からはどんなことを学んでますか?
福田
僕らの活動は成約モデル的な物はなく経営者のお困り事はさまざまなので、その部分をしっかりヒアリングすることの大切さ、そして、そのお困り事が三好商会のアイコン活動で解決できることを実感できています。また僕自身の従業員の視点と、上司、お会いした経営者の複数の視点を知る事は貴重な体験だと思っています。
遠藤
確かに。成功の体験は重要ですよね。
福田
はい。見ているとやるべきことがシンプルで明確ですね。だから僕も自信を持ってできています。
遠藤
その学びから成約は取れましたか?
福田
取れましたね。
遠藤
どんな感じでした?
福田
それがとても印象的で「やりましょう」ってなったあとに「これからが楽しみ」という言葉がもらえたのが嬉しかったですね。
遠藤
最高の言葉じゃないですか。
福田
はい。これからの励みになります。
お客様がどう感じるかを考えて行動する
遠藤
前職は何をされていましたか?
福田
前職は観光客に人気の老舗の居酒屋で働いていました。
遠藤
居酒屋ですか?そこでの経験は今に活きていますか?
福田
とても活きています。とても印象に残っているのは「自分の感覚で仕事をするな」って何度も言われたことですね。
遠藤
どういう意味ですか?
福田
これは飲食店に限らずですが、商売ってお客様に満足してもらうことが一番じゃないですか。だから、自分自身が良いと思ってやったことでも、実際にお客様はどう感じるかをしっかり考えろってことですかね。
例えば調理をしていて自分では問題ない提供時間だと思っていても、お客様からすると遅いと感じているかもしれないという感覚を身につけるということです。人は無意識に自分に合わせた行動になりがちなんです。
遠藤
なるほど。自分のために調理や接客をしているわけじゃないですもんね。
福田
そうなんです。お客様に喜んでいただくために全力で取り組む姿勢は、今も忘れないようにしています。

遠藤
なるほど。では、辞める理由って何だったんですか?
福田
父親が亡くなった時に立ち会えなかったことですね。観光客に人気の店だったので、ちょうど雪まつりの期間と重なってしまったので。その後、母親が体調を崩しがちになったり、持病もあったので、今後この仕事を続けていくことが良いのかを考えて、休みが取れる仕事、ワークライフバランスを保てる仕事に転職しようと思いました。
遠藤
そうだったんですね。では今はワークライフバランスは達成できていますか?
福田
はい。それでも、社内で僕がいちばん有休を消化していないって注意されてるくらいです(笑)。

遠藤
最後に聞きたかったのですが、毎日率先して神棚のお水や榊を取り替えたりしてるのは何故ですか?居酒屋からの習慣ですか?
福田
それもありますけど、実際は父親の影響ですね。あと、会社に神棚があるってことには何かしら意味があると思ってます。だから神棚がある以上、きちんと祀りましょうっていうだけです。一日24時間のうち、たった何秒間、何かに感謝する時間があっても良いじゃないですか。
遠藤
確かに。福田さんは何に感謝してるんですか?
福田
自分に対する戒めですね。何か上手く行き過ぎると人間って調子に乗るじゃないですか。それを戒めるために、何か良いことがあったとしても神様が見ていてくれたんだなって感謝すれば、慢心せずに生きて行けるじゃないですか。
遠藤
確かに。
福田
僕は居酒屋での教えがあったから今がありますし、三好商会に入社できたからこそ今の自分もあると考えています。どんな環境に身を置いても、それぞれの場所で自分自身をしっかり持つ。そういう感覚を常に忘れないようにしています。
今回のインタビューでは正直に真っすぐにお答えいただきました。
多くの苦労を経験し、多くを学び、現実に真摯に向き合う姿勢が伺え、福田さんの人間深さを感じることができました。
魂から染み出すような潔白さは初対面の経営者の方にも伝わるような気がします。